4 いちごのつき
もうどれくらいの時間が流れたのでしょう。
ココロはいつものようにパンを焼き
お洗濯をする日々を過ごしていました。
ある晩
『今日は10年に1度の特別な月のお祭りがあります!』
町の広場に貼られた紙をみて
ココロも夜がくるのをワクワクし待っていました。
“特別な月って どんなかしら?”
窓から空をみあげていると
夜空にまあるくてひときわ大きな
ストロベリームーンがみえました。
“なんてステキな色なのかしら”
わけもなく なつかしさで涙が溢れてきました。
『、、、、、私は、、わたしは、、、』
なにかを探している という想いがあふれでて
いてもたってもいられず外へと飛び出しました。
町の人たちが お祭りで踊るなか
必死に広場にたどりついたココロは
ピンクの月の横をススーーっと流れ星がながれたのをみました。
『!!!!!!!!!!』
ココロは やっとおもいだしたのです
旅に、地球に来たわけを。
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